上境旭台貝塚は、つくば市栄字毘沙門の中根・金田台特定土地区画整理事業地内の縄文時代後期後葉から晩期前葉にかけての集落跡とヤマトシジミ主体の鹹淡貝は主体の斜面貝層ならなる遺跡です。
第6次調査では、オオツタノハ製貝輪、完形のミミズク土偶、耳飾りなどのほか、多量の製塩土器片が出土しました。
2014年2月5日馬場小室山遺跡研究会メンバーで、茨城県埋蔵文化財センター国田分館で、、境旭台貝塚から出土した安行2から3bの縄文晩期の製塩土器片を見せていただき、細かく観察することができました。
文様もない実用本位のシンプルな土器片ですが、口縁の処理の仕方などで8段階に変遷するプロセスが把握できましたので、その代表例を紹介します。