奈良・京都を結ぶ国道24号線が木津川を渡る「泉大橋」、古代から交通の要衝だったその両橋詰近くには、中世前期の大きな五輪塔や石仏があります。海住山寺の拝観後、山川先生にご案内いただき、泉橋寺と惣墓の五輪塔を見に行きました。
3.6mの鎌倉時代の巨大五輪塔。惣墓は、個人墓が普及する前の共同墓地で、この五輪塔はその総供養塔です。共同墓地は移転して、今は住宅街にこの五輪塔と若干の石仏だけが残されています。木津川氾濫による死者の供養塔という伝承もあります。